ホースセラピーとは?
乗馬を通じてあるいは、馬の手入れ、お世話、観察などを通じて利用者の精神機能と運動機能を向上させるリハビリテーションの方法の一つで、正式名称を「ホース・アシステッドセラピー」と言います。
心理的効果
馬の気持ちを考えて世話をすることや、乗馬で馬を操ることで馬と気持ちが通い合う喜びが生まれ、相手の気持ちを考えられる能力を養います。また、馬の温かさから心のやすらぎが生まれます。
大きな馬の背に揺られ、言葉が不十分だとしても意思を通じ合わせることによって、自信が回復し、喜びや楽しみがあふれ、日常のストレスを癒してくれます。
乗馬の回数をこなすことにより、乗馬スキルの向上はもとより情緒も安定し、自信を持つことで、「今度は、○○してみよう!」という意欲や向上心も養うことができます。
身体的効果
馬に乗りただ歩くだけでその高さや温もり、振動やリズムが脳を刺激し、日常で使わない筋肉を使う効果があります。
馬に乗ってバランスをとることにより、背筋、腹筋等の筋力強化、バランス感覚の改善、感覚統合につなげます。血流を良くし、脳を刺激し、活性化させたり、無理なくできる有酸素運動にもなります。
【プログラムの一例】
1:エサをあげる(生き物の「命」を感じる)
2:馬と一緒に歩く(ストレス緩和や安心感や自信が芽生える)
3:馬に乗る(体に様々な感覚刺激をもたらす)